2025年4月8日
競売開始決定通知が届いても任意売却はできますか?
競売開始決定通知が届いた後でも任意売却は可能です。
□おおまかな競売手続きの流れ
1.ローン滞納
2. 代位弁済(保証会社が代わりに返済)
3.競売申立
4.競売開始決定通知 ←
5.現地調査・評価
6.入札公告(入札日決定)
7.入札開始
8.開札(落札者決定)
9.強制執行(明け渡し)
□競売開始決定通知が届いた段階での状況
・まだ入札日は決まっていない
・債権者(銀行・保証会社)も高値回収を望んでいる
・任意売却はむしろ積極的に勧められることがある
□注意点
競売の手続きは進んでいきます。
「任意売却します!」と言っても、何も動かなければ競売の手続きが自動的に進み入札日が決まってしまいます。
任意売却するには、
・不動産会社(任意売却専門)が間に入る
・債権者と交渉
・売却活動(内覧・価格決定)
・売買契約
・引渡し・残債交渉
これを競売手続きより早く進める必要があります。
□まとめ
競売開始決定通知後:任意売却可能。今が動くタイミング。
入札公告後(入札日決定):任意売却できる可能性はあるが債権者次第・時間勝負となる。
入札期間中:任意売却はほぼ不可能。
開札後:任意売却は不可能。
ローンの支払が厳しくなった時から計画的に売却を進めることが大切となりそうです。