COLUMN

コラム

2025年4月4日

差し押さえの流れ

家を差し押さえされた場合、一般的には次のような流れになります。状況によって細かい手続きは異なりますが、大まかなイメージをお伝えします。


① 差し押さえの原因

多くの場合は住宅ローンの滞納が原因です。(他にも税金・固定資産税・保証人としての責任などの場合もあります) 銀行や金融機関から督促 → 催告 → 期限の利益喪失 → 裁判所への申し立て という流れで差し押さえに至ります。


② 差し押さえ通知が届く

裁判所から「競売開始決定通知」が届きます。この時点で家は「差し押さえ状態」となり、勝手に売却したり抵当権を外したりはできません。


③ 現地調査(執行官や評価人が来る)

裁判所から依頼された人が家を見に来て、状態や価値を調査します。写真を撮られたり、間取り図を作成されたりします。抵抗は基本できません。


④ 競売にかけられる

裁判所の「競売物件情報サイト」や新聞などで公開され、入札希望者が現れます。最終的に落札者が決まります。


⑤ 立ち退き命令(強制退去)

落札者から「引き渡し命令」が出され退去するよう求められます。素直に出ていかない場合は、強制執行(荷物を運び出される)となります。


⑥ 売却代金で借金返済

競売の売却代金から

1.裁判所費用

2.債権者(ローン会社など)への返済

が行われます。

ただし、売却価格が安いため借金が残るケースも多いです。 → これを「残債」と呼び、支払い義務は継続します。


⑦ 残債が残った場合

・分割返済の交渉

・任意整理や自己破産の検討 という流れになることが多いです。


まとめると、

① 滞納発生(支払いが遅れる)

② 差し押さえ(通知裁判所から通知)

③ 現地調査(家の調査・写真撮影など)

④ 競売実施(最低入札価格で売却される)

⑤ 立ち退き(引き渡し・強制退去もあり)

⑥ 借金返済(売却代金で返済・残債は支払い継続)


対処方法がある場合

状況によっては、

任意売却(競売より高く売る方法)

・リスケジュール(返済条件の変更)

・法的整理(自己破産や民事再生)

などの対応策もあります。 早めに弁護士・司法書士・専門家に相談すると道が開けることが多いです。

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