悪貨は良貨を駆逐する、という言葉がありますが、最近は特にその傾向が強いように思います。

一部少数の人間の迷惑行為で、大多数の方の権利が制限される。
悪事を働いて逮捕されようとも、出所後も収入の保証があるので意に介す必要も無い。
そんなニュースが多いように思われます。

一方、目立つ人には聖人君子ぶりが求められます。
ちょっとした事でもモラルに欠けると鬼の首を取らんばかりに集中砲火の的になります。

やったもん勝ちの風潮が強まり、閉塞感が漂う昨今、真面目がバカを見るだけならいざ知らず、命の憂き目にも合う事さえあります。

そんな世の中ですから無関心と言う事が一つの防衛手段であり、生存手段になるのでしょう。
興味が無いから関わる必要も知る必要も無い。
関係が無いのだからどうなろうと構わない。
人間の本質は性悪なのでしょうか。

しかしながら嘆き節ばかり付いた所で何か変わる訳で無し。

失敗する事も後悔する事も恥をかく事も割り切れるかどうか、それが今を生き抜くコツかもしれませんね。