COLUMN

コラム

2025年3月25日

関所を越える

春の甲子園が開催されています。

2004年に駒大苫小牧が夏の大会で優勝し、深紅の優勝旗が津軽海峡を越えた、との機内アナウンスを覚えていらっしゃる方も多いでしょう。


また2022年には仙台育英が夏の大会で優勝を果たし、もう語られる事も無くなってしまうのだろうと思われますが、それ以前は東北以北の高校の、準優勝は有れど優勝は無く、甲子園の優勝旗は白河の関を越えられない、と皮肉を言われ続けていました。

言葉の中に出て来る白河の関、ですが、かつて日本には各地に関所がありました。
現代に置き換えると空港の保安検査の意味合いがあり、治安維持や通行料として税徴収、古くは侵略の阻害の役割を担いました。

関所が機能していた江戸時代までは、現代の様な土木技術はありませんから、大規模なトンネルや高架を作る事は出来ず、通行路は限られていました。

また各地に国があるような状況の中、要衝を押さえてしまえば、監視や徴税が容易になりますから、江戸、京都を中心に多くの関所が設置されていました。

明治以降関所は廃止され、現在では史跡となっていますが、どの様な場所に設置されていたのか、そこから先にはどのような街があるのか、地理に興味を持たれた方などは辿ってみるのも面白いのではないでしょうか。


ところで三国志で有名な関所に虎牢関、汜水関がありますが、どうもこの関所は創作だったのではないかとも言われているそうです。
だとしたらちょっと残念な気持ちになりますねぇ。

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