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コラム

2025年3月23日

任意売却の注意点

任意売却にはいくつかの注意点があります。以下の点に注意が必要です。

1. 信用情報への影響(ブラックリスト入り)

任意売却を行う場合、住宅ローンの滞納が続いた結果として実施されることがほとんどです。そのため、信用情報機関に「延滞情報」が登録され、5~7年ほど新たなローンやクレジットカードの契約ができなくなる可能性があります。


2. 自己資金の必要性

任意売却では売却価格が住宅ローンの残債を下回ることが多く、残ったローン(不足分)は引き続き返済する必要があります。金融機関と交渉次第で返済条件を緩和できる場合もありますが、一括返済を求められるケースもあります。


3. 売却価格が相場より安くなる可能性

競売よりは高値で売れることが一般的ですが、通常の市場取引よりは売却価格が低くなることが多いです。また、急いで売る必要があるため、買い手との交渉で不利になりやすい点もデメリットです。


4. 売却までの手続きが複雑

通常の不動産売却とは異なり、債権者(銀行など)との調整が必要です。金融機関や保証会社の同意を得るため、交渉が難航すると売却に時間がかかることもあります。


5. 近隣住民に知られる可能性

通常の不動産売却と同じように進められるため、競売よりは目立ちませんが、売却理由を知られる可能性があります。また、任意売却に特化した業者を使うと、事情を察する人もいるかもしれません。


6. 税金が発生する可能性

任意売却によって売却益が出た場合は、譲渡所得税や住民税が発生することがあります。ただし、多くの場合は残債務があり利益が出ないため、課税されないケースが多いです。


7. 賃貸契約が制限される可能性

信用情報が傷つくため、新しい賃貸物件の契約で審査が厳しくなることがあります。保証会社の審査に通りにくくなるため、敷金・保証金が高額になることもあります。


【任意売却を検討する際のポイント】

・専門家(弁護士・司法書士・不動産業者)に相談する

・残債務の返済計画を事前に立てる

・売却のタイミングを慎重に考える(早めに動くと選択肢が広がる)


任意売却には注意点もありますが、競売よりも柔軟な対応ができる等のメリットがあります。個々の状況を考えながら慎重に進められるといいですね。

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