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2025年3月21日

競売開始決定通知とは

競売開始決定通知とは?

競売開始決定通知とは、裁判所が「不動産競売を開始する」ことを決定し、その旨を所有者(債務者)に通知する書類です。これは、住宅ローンの支払いが滞ったり、税金の滞納などにより債権者(金融機関や税務署など)が裁判所に競売を申し立てた際に発行されます。


競売開始決定通知が届くまでの流れ

1.ローンや税金の滞納

住宅ローンや税金を一定期間支払わないと、金融機関や税務署から督促が来る。 この時点で返済や分割支払いの相談をすれば競売を回避できる可能性がある。

2.債権者が裁判所へ競売の申し立て

滞納が続くと、債権者は裁判所に競売を申し立てる。 申し立てが受理されると、裁判所が競売手続きを進める。

3.裁判所が競売開始を決定し、「競売開始決定通知」を発送

裁判所は競売の開始を決定し、対象となる不動産の所有者に「競売開始決定通知」を送付。 通知は「特別送達」という形式で送られ、受け取りを拒否しても法律的な効力は変わらない。


競売開始決定通知を受け取った後の対応

競売開始決定通知が届いたら、以下のような対応を検討する必要があります。

1. 競売を回避する方法

・任意売却を検討する

 競売よりも有利な条件で不動産を売却し債務を整理する方法。

 債権者(金融機関など)と交渉し、合意を得る必要がある。

 競売より高値で売れる可能性があるため、残債務が少なくなる。

・債務整理を行う

 債務整理(個人再生・自己破産)を申請することで、競売を停止できる可能性がある。

 特に「個人再生」は、住宅ローン特則を利用すれば自宅を残せる可能性がある。

・滞納分を支払う  

競売が決定していても、全額または一部を支払えば手続きを停止できる場合がある。


2. 競売を受け入れる場合

競売が進むと、裁判所が不動産の調査を行い、売却のための評価を決定する。 最終的に「入札」が行われ、落札者が決定すると、不動産の所有権が移転し、退去を求められる。


競売開始決定通知が届いたら、すぐに専門家へ相談

競売開始決定通知が届いた時点では、まだ対策を講じる余地があります。 弁護士、不動産業者(任意売却専門)、司法書士などに早めに相談することが重要です。 特に「任意売却」や「債務整理」を検討すれば、競売よりも良い条件で解決できる可能性があります。 放置すると競売が進行し、最終的には不動産を失うことになるため、迅速な対応が求められます。

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