COLUMN

コラム

2025年4月18日

米高騰から意識改革

米価の高止まりが収まる様子がありません。


過去には冷夏の影響で緊急輸入をする事もありましたが、広く店頭からお米が無くなると言う事はありませんでした。
それが昨年の夏に突如として発生、以降供給はされても価格が以前の倍のままといった状況です。

社会科の授業で減反政策について学んだことを覚えている方もいるかと思いますが、この約半世紀に渡り米の作付面積を減らす政策は、コメの消費量が減り続けていた状況に起因しています。
高度成長期を機に、小麦由来の食品が浸透するようになりました。

食事がパンやパスタなどに置き換わる回数が増えれば、一人当たりの米の消費量は減ります。
過剰に作ってしまえば米余り、価格の下落を引き起こしますので国指導で調整が行われてきた訳です。


一方で品質改良も行われ、作付面積が減っても利益が取れるおいしいお米が次々と誕生しました。
ひと昔前であればおいしいお米と言えば「新潟産のコシヒカリ」一択でしが、今では以北でも生産できるよう改良が進み、作れない地域と言われていた北海道でさえも、ブランド米の一大産地となっていきます。

しかしながら作られているお米が全てスーパー等に並ぶブランド米ではありません。
普段よく見る銘柄を使っているだけなのに飲食店で使われるお米やコンビニで並ぶおにぎりなどで、ブランド米使用と喧伝されるのはなぜでしょうか?

元々使われているお米がそうでない物だったからです。

営利を目的とする飲食業では仕入れは安価に越した事はありません。
一般的にはあまり見ない古米を含むようなブレンド米などが使われているため、ブランド米が使用される場合には大々的に宣伝している訳です。

それほど家庭ではブランド米を購入する事が当たり前になった現在において、品質の劣る米が販売されるとどうなるでしょうか?
当然に売れ行きは伸びないでしょう。


また生産量が少なかったのに付随して品質が悪かったとしたらどうでしょう。
スーパーに並んでも売れ残ってしまうのであれば、家庭用ではなく飲食店へ流通させるのは必然です。
その飲食店や特にコンビニではどうしても廃棄される商品が出てしまいます。


1人一円節約をすると日本全体では一億円の節約になる。
先見的なリーダーを見極める。
漫然と生きていては、突如被害を受けても文句を言う資格は無いのです。

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