任意売却とクレジットカード
任意売却をすると、クレジットカードが使えなくなる可能性がありますが状況によります。
■クレジットカードが使えなくなる可能性があるケース
1.住宅ローンの滞納が続いている場合
クレジットカード会社は信用情報をチェックし、支払いの遅れがあると判断するとカード利用を停止することがあります。
2.信用情報機関に「金融事故」として登録される場合(いわゆるブラックリスト)
任意売却自体は信用情報に直接影響しませんが、売却前に住宅ローンの滞納があると「延滞情報」が信用情報機関(JICCやCICなど)に記録されることがあります。 これにより、新規カードの発行や利用枠の増額が難しくなり、場合によっては現在のクレジットカードも利用停止されることがあります。
3.カード会社が信用リスクを判断する場合
クレジットカード会社が顧客の信用状況を定期的にチェックし、支払いリスクが高いと判断すると利用を制限したり停止したりすることがあります。
■クレジットカードを使い続けられるケース
1.住宅ローンの滞納がなく、信用情報に傷がついていない場合
住宅ローンは支払えていたものの、やむを得ず任意売却を選択した場合はクレジットカードの利用が継続できる可能性があります。
2.カードの支払いを滞納していない場合
クレジットカードの引き落としが正常に行われている限りすぐに利用停止にはならないことがあります。
対策
・住宅ローンの滞納がある場合は、信用情報への影響を考慮して早めに専門家(任意売却の相談窓口や弁護士・金融機関)に相談することをおすすめします。
・クレジットカードを今後も利用したい場合は、できるだけ滞納を避け他の支払い(カードの支払いなど)を遅れずに行うことが重要です。
ご自身の具体的な状況に応じて、慎重に対応されることをおすすめします。