COLUMN

コラム

2025年3月2日

ペットとの関わり

日本のペット飼育数ですが、犬猫に限ってもその数、15歳以下の子供よりも多くなっているそうです。

飼育放棄の問題も社会化してから久しいですが、最近ではペットの相続も問題になってきています。
放置は出来ませんから、もしもの際を考えておく事は、ある意味資産よりも大切かもしれません。

とある調査ではペットを飼った経験がある人は9割にも上るそうで、自宅では飼っていなくても、友人や親族、知り合いの家などで、関わった事が無い人は
ほとんどいないのではないでしょうか。

懐いてくれるとかわいらしくて仕方ないペットですが、いつ頃から飼われるようになったのでしょうか?


犬の歴史は古く、すでに縄文時代には共に暮らしていた痕跡が遺跡から発掘されているようです。
また同じく猫も弥生時代から飼われていた痕跡が発見されているようで、ペットの代表格と言えるこの2種は、いかに人との関わりが深いかが分かります。

今でこそペット=愛でるもの、と認識されていますが、子供を育てるのも大変だった過去において、共存し始めた理由は互いに益が有るからに他なりません。

犬は、祖先が狼である事から分かるように、狩猟に関する能力に長けていた事から、狩りや外敵からの脅威に対抗する等、幅広い目的として飼育されるようになりました。

一方の猫はネズミの駆除、これに尽きていたようです。
ネズミ返しという建築様式が生まれるほどに、食糧の保管とネズミとの戦いは今でも続いており、そのネズミを狩る猫は、これだけで重宝されていたようです。

やがて近代的な生活様式が形成されてくると、犬や猫はペットとしての側面も持つようになりました。


日本で特に色濃く現れたのが、5代将軍綱吉が発令したかの有名な悪法、生類憐みの令ではないでしょうか。
本法は遵守内容がエスカレートした為に、悪法としての側面が強く印象づいていますが、既に江戸時代の初期には、広くペット飼育の感覚があったため発令が出来た、とも言えそうです。

一般市民の生活が豊かになるにつれ、パートナーであった犬、猫がペットとしれ愛でられるように変わり、現代では人々の趣向の多様化で、それらに留まらない多様な種がペットとして飼育されています。

特に犬はその特技を生かし、救助現場や犯罪抑止といった公共的役割を果たしています。
また、近年では精神的セラピーの役割を担うようにもなってきています。


一方、彼らが人によって生殺与奪権を握られた生き物である、
この事を決して忘れてはいけません。

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