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2025年3月1日

住宅ローンの支払いが厳しくなったら?

住宅ローンを組んでマイホームを購入したものの、収入の減少や予期せぬ支出の増加により、ローンの支払いが厳しくなってしまうことは決して珍しいことではありません。支払いが滞ると、最悪の場合は競売にかけられてしまう可能性もあります。しかし、早めに対策を講じることで、家を守ったり、負担を軽減したりすることが可能です。本記事では、住宅ローンの支払いが厳しくなった場合の対処法を解説します。


・住宅ローンの支払いが苦しくなる主な原因

まず、ローンの支払いが難しくなる理由には以下のようなものがあります。

・収入の減少(転職、リストラ、業績悪化など)

・病気やケガによる収入減(働けなくなることで収入が減る)

・家計の支出増加(子どもの教育費、医療費、生活費の高騰など)

・金利の上昇(変動金利でローンを組んでいる場合)

・離婚や家庭環境の変化(世帯収入が減る)

このような状況に直面した場合どのような選択肢があるのかを見ていきましょう。


1. まずは金融機関に相談する

住宅ローンの支払いが難しくなりそうな場合、できるだけ早めに銀行や金融機関に相談することが重要です。滞納してしまう前に相談することで、柔軟な対応をしてもらえる可能性が高まります。 相談すると、以下のような解決策を提案されることがあります。

・返済期間の延長:毎月の返済額を減らす

・元本据え置き:一定期間、利息のみの支払いにする

・ボーナス払いの変更:ボーナス払いの額を減額する、または廃止する

これらの対応策を取ることで、一時的に支払いの負担を軽減できる場合があります。


2. 家計を見直し、支出を削減する

住宅ローンの支払いが厳しくなる背景には、家計のバランスの崩れがあります。まずは、毎月の収入と支出を見直し、無駄な出費を減らせるかどうかを確認しましょう。

・サブスクリプションサービスの見直し(不要な動画配信サービス、ジムの会費など)

・保険の見直し(必要以上の保障内容になっていないか)

・食費や光熱費の節約(外食を減らす、省エネを意識する)

少しでも家計を引き締めることで、住宅ローンの支払いに回せるお金を確保できる可能性があります。


3. 借り換えやリスケジュール(条件変更)を検討する

住宅ローンの借り換えや条件変更(リスケジュール)を行うことで、毎月の支払いを減らせる可能性があります。

借り換えのメリット

・低金利のローンに変更することで月々の返済額を抑えられる

・返済期間を延ばすことで、1回あたりの負担を軽減できる

ただし、借り換えには審査が必要で、手続きに費用(登記費用や手数料)がかかるため、慎重に検討する必要があります。


4. 住宅ローンの「返済支援制度」を活用する

金融機関や自治体には、住宅ローンの支払いが厳しくなった人をサポートする制度があります。

自分の契約しているローンがどのような支援制度を利用できるか、一度確認してみましょう。


5. どうしても厳しい場合は「売却」や「リースバック」を検討

もし、ローンの支払いがどうしても厳しく、今後の見通しも立たない場合は、「自宅の売却」や「リースバック」を検討するのもひとつの手です。

① 通常売却

住宅を市場価格で売却し、ローン残債を完済する方法です。売却価格がローン残高を上回れば、手元に資金が残ることもあります。

② 任意売却

通常の売却ではローンを完済できない場合、金融機関と交渉してローン残債を整理しながら売却する方法です。競売よりも高く売れる可能性があり、信用情報への影響も最小限に抑えられます。

③ リースバック

リースバックとは、自宅を売却した後、買主(不動産会社など)と賃貸契約を結び、そのまま住み続ける方法です。引っ越しの必要がなく、まとまった資金を手に入れられるため、一定のメリットがあります。


まとめ

住宅ローンの支払いが厳しくなった場合、放置してしまうと競売にかけられるリスクが高まります。しかし、早めに金融機関へ相談し、支払い方法の変更や支出の見直し、売却などを検討することで、最適な解決策を見つけることが可能です。

・まずは金融機関に相談する 

・家計を見直して支出を削減する 

・借り換えやリスケジュールを検討する 

・売却やリースバックという選択肢も考える

「住宅ローンが払えないかもしれない」と感じたら、できるだけ早めに動くことが重要です。冷静に現状を整理し、無理のない解決策を見つけていきましょう。

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