日常から発見のすすめ
時折、テレビCMやラジオCMで、今度相続や節税、保険などのセミナーがありますよ、と流れて来る事を目に、耳にします。
業として関わる事の多い私からすると、わざわざセミナーに行く程でも、と流していましたが、実はこのきっかけで初めて知る人もいるのではと、はたと気づきました。
例えば池上彰さんの番組で、円安円高って何?と言うテーマ、ちょくちょく見かけるという方、いらっしゃるのではないでしょうか。
少し前であれば、インフレデフレがテーマに上がる事も多かったように思います。
なぜ、度々同じようなテーマで番組が放送されるのか。
恐らくそのタイミングで初めて認知する人が一定数いるからなのだと思います。
これらの社会に出ると関りが深くなるようなテーマは、学校の授業でも多少の機会はありますが、クローズアップはほぼされません。
保険や相続ともなれば一切触れる機会も無かったはずです。
繁華街を歩く10代や20代の若者に話を聞けば、言葉は聞いたことあるかなくらいが関の山、知らぬ存ぜぬとの回答が多数を占めそうではないでしょうか?言い過ぎですか?
自身はいつ頃から知り始めたのか翻ってみると、元より前述の内容に携わる業界にいた事から、業務知識として関わっていたから知っていたのであり、これが全く違う業界にいたのであれば、知る由も無かったのではと帰結しました。
学校で共通して教わる訳でなく、就いた職業によっては関りが薄い業界であれば、いざその時にならないと知ろうとする機会はありません。
また一時的に興味があって知識として取り入れたが、結局その時は自分事ではなく、後になってやっぱり学び直さなきゃ、という層の取り込みもあるでしょう。
1人で学ぼうとすると、先ずは言葉が分からないし、仕組みもややこしい。
世の人を広く拾うためには、プロが仕立てた明快な説明が度々あった方が良いのです。
また番組を見ていると、時折あれそうなんだ、と学ぶこともあります。
日々流している情報にも新たな発見があるかもしれません。
何かブラッシュアップしてみるのはいかがでしょうか。