COLUMN

コラム

2025年1月19日

値上げと対策

天候不順の影響からキャベツが一玉1,000円を超える地域も、とのニュースが報道されていますが、物の価格は需要と供給のバランスで変動します。

極端にこのバランスが崩れると大量余りとなったり、今回の様に高騰する事となるのですが、通常であれば大きくバランスが崩れないよう、生産時期や生産地を調整しながら作物は作付け、出荷されています。

経済は、長期的視点では緩やかに上昇しています。
物の価格も、その成長に合わせ緩やかに上昇していく事が健全です。
物の価値もその上昇に合わせ、数値的には上昇をしていきます。


短期的には突然の急騰、下落が起こり得ますが、長期的に見るとじわじわと上昇する内の一ポイントに過ぎません。
経済がじわじわと上昇するに従い、物の価値も上がっていきますがお金は価値が変わりません。


明治大正時代の1円札も今使おうとすると1円玉と変わりません。
一方、当時1円の価値だった不動産が現在ではウン億円に、と言う事もあります。


経済規模の成長と共に物の価値が上がったために起こる現象ですが、今後も同様の状況は充分に起こり得ます。

長らくバブル崩壊不景気に陥っていた日本経済では、物の価値が平行線を辿っていました。
それが世界全体の物価上昇を起因とした経済拡大の影響を受け、物価が上昇してきています。

物の価値が下がる状況では、お金の価値は高くなります。
同じ一万円でもより買える物が多くなるからです。

長らく経済が停滞していた日本では物よりもお金の価値が高かったため、急な物価上昇に消費者も経営者もついていけていけず、混乱が生じています。

今後、国内のみで経済を回すのであれば気にする必要はありませんが、今の日本ではその様な事はあり得ません。


経済拡大の流れに乗るまで、何とか耐え智恵を絞っていかなくてはなりません。
相続で不動産が引き継がれる事があっても、直ぐに売るのではなく、折を見られるような対策を講じておく方が有用かもしれません。

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