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コラム

2024年12月13日

不動産の相続について知っておくべきこと

不動産の相続は、多くの人にとって人生の中で大きな課題の一つです。

特に家族や親族間での話し合いが重要なため、トラブルを避けるためにも事前に知識を持っておくことが大切です。

本記事では、不動産の相続に関する基本的な情報や注意点について解説します。


1. 不動産の相続の基本的な流れ

・被相続人の死亡確認と遺言書の有無の確認

 ・被相続人が亡くなった場合、まず遺言書が存在するか確認します。

 ・公正証書遺言であれば家庭裁判所での検認は不要ですが、自筆証書遺言の場合は検認が必要です。


・相続人の確定

 ・戸籍謄本を取得し、法定相続人を確定します。


・相続財産の調査

 ・不動産の名義や評価額、その他の財産(預貯金、負債など)を確認します。


・遺産分割協議

 ・相続人全員で話し合い、不動産をどのように分けるか決定します。


・相続登記の手続き

 ・法務局で不動産の名義変更を行います。


・相続税の申告・納付

 ・相続開始から10か月以内に税務署へ相続税の申告と納付を行います。


2. 相続における不動産の評価方法

不動産の評価額は相続税を計算する上で重要です。以下の方法で評価が行われます。


・固定資産税評価額

 市町村から送付される固定資産税納税通知書に記載された額。


・路線価

 国税庁が定める道路ごとの価値を基に計算します。


・実勢価格

 ・市場で実際に売買される価格で、不動産会社の査定を参考にします。


相続税の申告では、一般的に路線価や固定資産税評価額を用います。


3. 遺産分割の方法

不動産は分割しにくい資産であるため、相続人間での協議が必要です。

主な分割方法には以下があります。


・現物分割:不動産そのものを1人が相続します。

・代償分割:不動産を1人が相続し、他の相続人に代償金を支払います。

・換価分割:不動産を売却し、その売却代金を分配します。


相続人間で合意が得られない場合、調停や裁判となる可能性もあります。


4. 相続対策の重要性

不動産の相続でトラブルを防ぐためには、事前の対策が重要です。


・遺言書の作成

 被相続人が遺言書を用意しておくことで、スムーズな相続が可能です。


・生前贈与

 生前に不動産や財産の一部を贈与することで、相続税の負担を軽減できます。


・保険の活用

 保険金を利用して、相続税の支払い資金を確保する方法も有効です。


まとめ 不動産の相続は感情的な問題や法律的な手続きが絡むため、しっかりとした準備と知識が必要です。専門家(弁護士、税理士、不動産鑑定士)に相談しながら進めることで、スムーズな相続を実現できます。

家族の未来のために、今から相続について考えることをおすすめします。

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