COLUMN

コラム

2024年11月30日

熊の出没に見る一般市民の立場

秋田で熊の立てこもり事件が立て続けに起こり、
けが人も出た模様です。


普段から熊に対する対抗手段を持っている人はまずいないでしょう。
またそれなりに人が行きかうエリアで熊が出没するとは想像だにしない事でしょう。


昨年シーズンは、山間部の木の実の不作などで、行き場を失った個体が町中に出没するニュースがよく報道されました。


今シーズンはそれなりの実入りとの見通しで有ったとの事から、昨年ほどニュースとして取り上げられはしなかったように思いますが、
一方で衝撃的なニュースが報じられました。
北海道猟友会で自治体からの駆除要請に応じないよう通達がされた。


ニュースにはならずとも熊の出没や被害は毎年一定程度見られます。
特に昨年は住宅地への出没が多かったためか、取り上げられるケースが目立ち、際立って出没しているように見られていました。

一般市民が知らないだけで、ハンターの方々は毎年駆除要請に応じて出動されています。


駆除要請に応じない、と通達された要因は、駆除のために発砲したハンターの発砲行為が危険であったとの裁判判決にて、銃所持許可が取り消されたためです。
また文字通り引き金となったのはこの判決ですが、それ以前にはハンターの出動日当が、その危険性にそぐわない金額であった自治体のニュースもあり、かねてから不満が燻っていたのだと思われます。

ただ、色々とこの件について調べてみると一概に行政だけが悪いようでは無く、これまでの慣行慣例が足を引っ張っている側面があるようです。
利権が絡んでこじれているようなのです。

杓子定規な裁判判決、危険対応に対する見返りの薄さ、協議されない慣行慣例。
熊対策の問題が浮き彫りとなった訳ですが、一番重要な視点が欠けているのではないでしょうか?
結局被害を被るのは一般市民だと言う事です。

本件に限らず、一番被害を被るはずの一般市民は無視して話がこじれているような事、世の中にあふれてはいないでしょうか。
これって基本的人権の尊重を犯している事にはならないのでしょうか?

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