COLUMN

コラム

2024年6月11日

海水温上昇の意味

海面温度が過去にない上昇を見せているそうです。

ある調査では今年に入っての海面温度が過去最高を更新し続けており、かつ年間の平均水温変化が1~2℃であるところ、海域によっては2~4℃もプラスとなっており、参照図表に拠れば日本近海の海水温はかなりの上昇域にあるようです。

気温と比べ水温は大きく変化しません。
沿岸域でもない限り、気温が40℃であろうが-10℃であろうが極端に上下することはありませんから、常時平均水温の上下が小さい水中で生きる生物への影響は人の感じる温度の変化からするとかなりのものがあるのです。

海産物でもサンマや鮭の漁獲量が減り、ブリが日本全体で獲れるようになり始めました。
また温度が高ければそれだけ水分が大気中に放出されます。


湿度が高くなると雲の形成が大きくなります。
大きくなった雲が生む台風やハリケーンは強大化して襲い掛かります。 

更に、海は大気中の二酸化炭素を取り込んでおり、その二酸化炭素を栄養にする地上で言う所の樹木等にあたる植物プランクトンがいるのですが、水温が上がると二酸化炭素の取り込み量が減り、伴って酸素の排出量が減って、海洋生物が酸欠になってしまう可能性があると言うのです。

気温がどんどんと高くなり、異常気象は強力化、水産資源の減少と、人の生活環境悪化は加速度的に進んでいます。


自分だけが良ければ、自国だけが良ければ、と言っている間に共倒れになってしまわなければ良いのですが、果たして。

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