COLUMN

コラム

2024年4月12日

モノの価格が違う理由

最近ではアメリカでラーメンを食べると、トッピングやサイドメニューを追加した場合
5,000円を超える金額になる事もあるそうです。
居酒屋でこれだけ予算があればかなり満足できる値段ですが、なぜそんなに違いが出てしまうのでしょうか?


一つは原材料費の差です。

例えば自宅で採れたキャベツを使って千切りやサラダを作った場合、費用は掛かりません。(ここでは厳密さは一旦無視します)
提供する金額の分だけ利益になります。

キャベツが作れなければ買わなければいけません。
買ってきたキャベツを使った場合、買った金額以上で提供しないと利益は出ません。
同じだけ利益を出そうとすると、当然買ってくる方が提供金額が高くなります。


また遠くから取り寄せると運賃がプラスされますから、より買うのに費用が掛かります。
地元の特産物が安く買える大きな理由です。
つまり地産地消は生産者にも消費者にも有益な行動であると言えます。


次に人件費です。

多くの人が働いた対価に賃金を受け取ります。
キャベツの千切りを提供するのに、機械でカットをするのであれば作業も簡単で技術もいりませんから、それほど賃金を上げる必要もありません。
人力で切っていくのであれば手間が比ではありませんので、賃金を上げないと人が集まりません。
老舗のとんかつ店の値段がそれなりにするのは、主役の豚肉の品質以外にもこの様な理由があります。


次に運営費です。

店舗を構えると家賃が掛かります。
また光熱費、水道費なども必要になります。
自宅を兼用している場合、持ち家であれば家賃は掛かりません。
光熱費、水道費なども完全に別にしないことも出来ます。
家族経営であれば、人件費もほぼ無視できます。
老舗の個人経営店舗がそれ程値上げをしなくても続けられるのは、この様な理由からです。


この3点に影響を及ぼす事情がある事で、価格の違いが発生します。
北海道では魚介が安い、というのは輸送費や保存コストが掛かっていないからです。


ただ、昨今の諸外国との大きな価格乖離は、多くの要因が短期間に発生した事によります。
世界は安定的ではありません。
昨日の常識があっという間に変わってしまう事を覚悟しないといけないようです。

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