COLUMN

コラム

2024年4月8日

教訓とすべきこと

干支歴の浸透している日本では、12年を周期として一回り、と区切る事が一般に認知されています。

先月、東日本大震災が発生してから13年が経ち、あの年に生まれた子供たちはみな小学校を卒業するまでに至りました。
つい先日台湾での地震が発生、アメリカニューヨークでも200年近くぶりに大きな地震が発生するなどしています。

個人が映像を残せ易くなった時代にあり、当時の生々しい映像は貴重な資料として現在でもその衝撃を伝え続けています。

当時の証言を読むと、今でこそその行動に疑問を持つ意識が持たれていますが、津波に対して直前まで危機的な感覚が無かった方が多かった事が伺えます。

東日本大震災以前に特に衝撃的であった地震被害と言えば阪神大震災でした。
多くの建物の倒壊、高速道路の倒壊、火災など、建築物に対する耐震意識が広く浸透しました。

一方、津波に対する印象は浸透しているとは言い難く、多くの方が建物の倒壊が無かった事に安堵し、楽観的とも言える思考になってしまっていたのではないかと想像します。
実際に津波を目の当たりにし、思考が止まって立ちすくんでしまっているような方もいたとの記事も目にします。

ところで、多くの被害をもたらす天災ですが、人以外の動物に関する被害はについてはあまり聞く事がありません。

どの程度の被害が出ているのでしょうか?

よく動物には災害を事前に感知する能力があると言われます。
とある研究では、この信ぴょう性を高める結果が出ているとされており、野生動物において地震、及び津波による被害が見られた形跡はほとんど無かったようです。

その一方、東日本大震災では多量の放射線物質を被ばくしている個体が見つかっているようです。

畜産動物では食料、水の供給が出来ない、電力の遮断の影響を大きく受け、甚大な被害が出たそうです。
ペットがいなくなってしまった、連れ立って行く事が出来なくなってしまった、という話も目にしました。

人は安定・安全な暮らしを求め繫栄してきました。
その代わり甚大な災害に対して身を守るすべを失ってきたのかもしれません。

今ある生活が何もせずに享受できない貴重さである事、自然環境と共生できるような暮らし方を考える事、改めて災害対策について、またそれに関する事柄についても考えてみるのはいかがでしょうか。

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