お子さんのケア
任意売却に至る過程においては、ローン支払いの精神的負担が大きくのしかかり
普段気づけるような事も見落としがちになってしまいます。
ローンの滞納を原因として家族と不和になってしまうケースも散見されるようです。
その様な悲しい結論を迎える前に、負担を分散出来るように歩みを進めて頂ければとは思います。
ところでローン滞納の改善に取り掛かるにあたり、お子さんがいる方にはそのケアも考えて頂きたいと思います。
家庭のお金の出納は大人が管理しますから、お子さんが蚊帳の外になりがちです。
しかしながら子供は意外と敏感で、家庭の異変にも気づいているものです。
お子さんの年齢にもよりますが、事情が理解できる年齢ならば家族の一員として、向き合われた方がいいでしょう。
家庭に居場所が無いと感じると、居場所を外に求めてしまうか塞ぎ込むしか手段が無くなってしまいます。
それが家庭の危機に自分も当事者として関係させてもらえることで大人として認められたと感じ、自主性と責任感を強く自認したりするものです。
お子さんが小さければ、今後周りから投げかけらるであろう言葉に対する疑問のケアを考えておくべきでしょう。
周囲に知られずに家を売却したとしても、例えば引っ越せば家が変わったことに対する疑問の目が友人から向けられることは間違いないでしょう。
お子さんにはお子さんのコミュニティがあり、そこで受ける影響も決して小さなものではありません。
子供にとって大切なのは健全な居場所がある事です。家庭で用意する余裕が無ければ親族や友人、地域に任せてみるのはどうでしょうか?
大変な苦労の先に明るい一歩を踏み出すため、ぜひ向き合う強い意志を持って欲しいと願います。